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2018全日本モトクロス選手権シリーズ 第2戦関東大会

開幕からIA-1クラス成田 亮選手の大記録達成でスタートした2018年シーズン。 チーム体制など大きな環境の変化の中でシリーズに挑む選手や、大会運営のシステム変更など注目される要素もあり、ますますモトクロスが面白くなる気配も見えてきた新たなシーズンも早くも第2戦を埼玉県のウエストポイントオフロードヴィレッジで迎えた。
河川敷に造られたこのコースは、フラットな敷地にタイトなコーナーや大小のジャンプ、テクニカルなライディングを要求されるリズムセクションなど、本場アメリカのスーパークロスのレイアウトに似ているのが特徴とされている。
今大会は天候も晴れで気温も上がり、コースはドライコンディションと良好の中開催された。



成田亮選手150勝おめでとう!!

昨年の開幕戦で優勝を挙げ、150勝に王手をかけた Team HRC #981 成田 亮選手。その後優勝を挙げることができず大記録達成が持ち越された昨シーズン、その間の成田選手の思いはどれほどのものだったか、
前人未到の記録ということは、そこに達した者はこれまでいないということであり、その道のりを知る者もいないということでもある。それが理解できる者はもはやいるはずもなく、その思いを語るには程遠く、ある意味孤高の王者としてシーズンを戦い続けていたことだろう。 それでも、成田選手を支え続け、応援し続けた家族や仲間、スタッフ、そして多くのファンの思いは、大記録への期待からいつしか祈りへと変わって行ったのかもしれない。
そんな思いに応えるべく、これ以上ないほどのポテンシャルをさらに上げるため自らを追い込み調整を続けてきたであろう成田選手の今シーズンがスタートし、そして大記録が達成された。同時に成田選手の前に、また新たな道が開かれた瞬間でもあった。
この道の先はもはや誰も見ることも歩くこともできない。しかし、時に人間は肉体的な限界をも上回る精神的な強さを発揮することができるとも言われている。再び始まる成田選手の孤高の王者としての戦いに、成田選手の本当の強さと、そして多くの者達の祈りが、新たな道を明るく照らしてくれることだろう。


成田選手150勝おめでとうございます。そして、たくさんの感動をありがとうございます。
早くも記録を伸ばし始めたこれからの新たな戦いに勝利の女神が微笑んでくれることを心から祈っております。

 

 

成田 亮選手

 

 


 

 

IA-1 クラス

昨年大記録達成を目前の成田選手と並んで注目を集めていたチームメイトの山本 鯨選手、ヨーロッパから帰国し大きな環境の変化の中にもシーズンを戦い、そしてシリーズチャンピオンを獲得した。

高いフィジオロジーを身に纏っているかのようにも見える山本選手は、今シーズンも多くの期待を集め、土曜日の予選でも好タイムをマークした。 そして、このコースで多くの勝ち星を挙げている Kawasaki Team GREEN #331 新井 宏彰選手などにも注目が集まる中でレースはスタートした。


Kawasaki Team GREEN の2人、新井選手と #2 小方 誠選手は、これまでも素晴らしい走りを見せ注目を集めてきた選手であり、今シーズンも大いに期待されている選手でもある。そして今シーズンからチームを移籍しヤマハにマシンを変更した レーシングチーム鷹 #166 星野 優位選手も、その好調ぶりが伺えたが、 ヒート1では、多くの注目選手を抑え、成田選手がトップでチェッカーを受けさらに記録を伸ばす152勝目を挙げた。


続くヒート2では、スタート後の2コーナー辺りでアクシデントがあり、トップを走行していた選手と直後にいた数人が転倒を喫してしまう。好スタート見せトップグループにつけていた山本選手もこのアクシデントにより転倒を喫してしまう。すぐに再スターを見せるも厳しい展開を余儀なくされ、 この間にトップに立った星野選手、そして新井選手がポジションをキープし、すかさず新井選手が星野選手を交わしトップに立つとそのままペースを上げ後続を引き離し見事チェッカーを受けた。粘り強く追い上げてきた小方選手が2位に入り、星野選手が3位でチェッカーを受けた。

 

成田 亮選手 小方 誠選手
星野 優位選手
山本 鯨選手

新井選手はヒート1で3位、ヒート2で優勝を飾り、今大会の総合優勝も勝ち取った。

 

 

新井 宏彰選手

 

 


IA-2 クラス

新チーム ADA with Socal MXTF 誕生とともに移籍となり今シーズンを戦う #922 古賀太基選手を始め、グリーンクラブ ピュアテックレーシングへ移籍した #922 小川幸平選手。
開幕戦、古賀選手がまず1勝を挙げスタートすると、マシンの変更があり実質上開幕戦が初レース(Kawasakiのマシンでの)となった小川選手も、前戦の結果を今大会にどう結びつけてくるか注目が集まる中、予選からその実力を伺わせた。
両選手ともにこのクラスをリードする選手としての注目はもちろん高く、ともにポテンシャルの高い選手なだけに今シーズンはもちろんのこと、今後が期待されている選手である。


ヒート1は、好スタートを見せた小川選手が、続く古賀選手をリードしトップでチェッカーを受け、今期初優勝を挙げると、続くヒート2は今度は古賀選手がトップでチェッカーを受け、両者ともに1勝づつ挙げ会場を大いに盛り上げた。
今シーズンは、海外から帰国した Team HRC #828 能塚 智寛選手の参戦もありさらなる激戦を予想されているこのクラス。さらには、グリーンクラブ&パーク神戸RT #34 北原 岳哲選手、グリーンクラブ ライムグリーンRT #39 大木 汰一選手なども素晴らしい走りを見せ、早くもこのクラスの混戦を予感させる。
新チーム参戦、チーム移籍、帰国選手、注目も話題もそれぞれに多くのファンを盛り上げてくれるこのクラスへの視線は今年も熱いだろう。

 

小川 幸平選手 古賀 太基選手
能塚 智寛選手
北原 岳哲選手
大木 汰一選手
小川 幸平選手

新チーム ADA with Socal MXTF での参戦も順調な結果を見せている古賀選手へのファンの期待は大きくそして熱い。

 

 

古賀 太基選手

 

 


IB-O クラス

今シーズンから大会運営において大きな変更が加えられ、このクラスの決勝ヒート1を、大会開催期2日間のうちの初日(土曜日)に行われることとなった。
ラウンド毎に順位が変わってもおかしくない程の激戦のクラスだけに、わずかなミスやアクシデントがシリーズにさえも影響してくるこのクラスは、観客達を大いにわかしてくれている。


21日(土)の最終レースとして行われた決勝ヒート1では、開幕戦でパーフェクトウィンを飾った BOSS RACING #84 岸 桐我選手が好スタートを見せるとそのままトップでチェッカーを受け、開幕から3連勝を挙げた。
続くヒート2では、SRM マウンテンライダーズ #1 真野 凌輔選手が好スタートを見せ、一時はトップを奪われるも再び先頭に立つとそのままチェッカーを受け、嬉しい全日本初優勝を飾った。真野選手はヒート1で6位、ヒート2で優勝を飾り、今大会の総合優勝も勝ち取った。


ヒート2スタート前に、ヘルメットをかぶり集中する中、カメラに向かって一瞬笑顔を見せた真野選手、実力が拮抗するクラスなだけに、緊張感の中にも笑顔を見せることができるだけのメンタルな強さが余裕を生んだのだろうか、この後の真野選手の走りは冴えていた。 開幕3連勝を挙げた岸選手、ここで力を出し始めた真野選手、そしてここまで激戦を展開してきているその他の選手達、いずれも今シーズンのタイトル争いを大いに盛り上げてくれるであろう選手達に大いに期待したい。

 

倉持 陵生選手 瀬川 開生選手
真野 凌輔選手
真野 凌輔選手
真野 凌輔選手

 

 


Ladys クラス

土曜日の予選で好タイムをマークしたのが T.E.SPORT SHOWA #4 畑尾 樹璃選手、そして T.E.SPORT の #8 川井 麻央選手。
両選手ともにここを地元とし、川井選手は昨年の同大会で優勝も挙げており期待も高まる中で、決勝当日を迎えた。

決勝レースは、予選で好タイムをマークした畑尾選手のリードで始まり、後方で起きているアクシデントに見舞われることなく順調にペースを上げ、そのままトップでチェッカーを受け今シーズン初優勝を挙げた。予選好調だった川井選手も2位でチェッカーを受けた。
3位には 名阪レーシング #5 安原 さや選手が入り、今シーズンのさらなる活躍に期待される走りを見せてくれた。


そんな中で、本来のリズムに乗れていないようにも見えるディフェンディングチャンピオンの TEAM HAMMER ホンダ学園 #1 竹内 優菜選手。
開幕戦のマシントラブルに続き、今大会もアクシデントにより転倒を喫してしまい、なかなか再スタートできず最後尾からの追い上げとなってしまう。それでも9番手まで追い上げチェッカーを受けるが、どこか本来のリズムではないような気配も伺え、竹内選手らしさが発揮できるきっかけが本人もきっと欲しいところだろう。

次の第3戦へ向け、選手たちの戦いへの準備はすでに始まっているだろう。
本来のリズム、本来の走り...それぞれの走りを見られる第3戦であることを期待したいと思う。


 

畑尾 樹璃選手 川井 麻央選手
安原 さや選手
竹内 優菜選手

 

第2戦関東大会の全ての写真は以下のギャラリーでご覧いただけます!!

IA1クラス IA2クラス IB-OPENクラス レディースクラス JX & JX65

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