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2018全日本モトクロス選手権シリーズ 第8戦 近畿大会

第7戦の中止によって2ヶ月近いインターバルをとっての開催となった第8戦
奈良県の名阪スポーツランドで開催された今大会は、シリーズの流れを変える可能性をも持っている選手たちにとってはチャンスでもあった。長いインターバルがどのような影響を及ぼすか...波乱をも予測される大会となったことに加えて、天候もさらにレースに波乱を及ぼすコンディションとなった。
本来、アップダウンのある見所のあるサンドコースとして知られているこのコースも、大会前から断続的に降った雨によって各クラスの予選やIBオープン決勝ヒート1が実施された土曜日はマディ状態で、天候も回復することはなかった。ところが日曜日は、午前中は時より雨が見られたものの、その後は晴れ間も見られ、わずかにコースコンディションが変化して行く難しい路面でのレースとなった。


山本 鯨選手

 

 

IA-1 クラス

第5戦以降、その走りに本来の持ち味が見られるようになってきた Team HRC #1 山本 鯨選手、そしてそれを追うチームメイトの #982 成田 亮選手が、1勝づつを分ける結果となり、シリーズポイント上でも変わらぬまま今大会を終えた。
世界を経験している山本選手、その象徴的なフィジオロジーは山本選手の強さを表しているようにも見え、彼の特徴とも言えるだろう。思わぬ結果や状況にも冷静な判断からリカバリーしているように見える彼の最終戦に期待したい。
そして150以上の優勝を挙げてきている成田選手、絶対王者としての最終戦をどう戦うのか、ポイント差はわずか、両者ともに可能性は五分と五分で迎えるSUGO、ここでチャンピオンが決定する。


山本 鯨選手
成田 亮選手
成田 亮選手

昨年の最終戦で優勝を挙げている レーシングチーム鷹 #166 星野 優位選手が、ヒート2で3位表彰台を獲得し壇上で涙を浮かべ喜びを表した。選手達にとって、シーズンをベストコンディションで望めることが何よりの希望だろう、 しかし、怪我との戦いを余儀なくされる事も少なくはなく、星野選手もそんなシーズンを闘っていた。そんな選手達を、家族やチームスタッフ、チームメイト、そして多くのファンが応援してくれているからこそ、結果を残したいという思いは大きいだろう。 そんな思いをこのコースで爆発させた星野選手、本来アグレッシブな走りとレース展開を見せてくれる星野選手の復活の兆しは、ファンにとってとても大きな喜びだっただろう。まだまだ期待できる星野選手の最終戦にも注目したい。

 

レースの詳細は MFJ ONLINE でご確認ください!!

星野 優位選手

 

 

 


IA-2 クラス

今大会最も波乱となったこのクラス、土曜日の公式予選からそれは始まった。
ここまでシリーズランキングで7ポイントリードでトップだった ADA/SoCal MXTF #922 古賀 大基選手が、予選A組に出走し大きく転倒してしまい、さらに後続車との接触もあり一瞬ひやりとするシーンが見られた。古賀選手は直ぐに立ち上がり再スタートをした古賀選手は12番手で予選を終えた。
その結果、日曜日の決勝では23番目とこれまでに無いスタートグリッドとなり、決勝ヒートでも転倒してしまいエンジンがなかなかかからず大きく出遅れてしまい、トップを走行する Team TARGET #32 横澤 拓夢選手が背後に迫るという、古賀選手らしからぬ姿を見る展開となった。

古賀 太基選手

その一方で、ヒート1で優勝を挙げポイントを確実に獲得しタイトルへの可能性を引き寄せ流れを変えたかのように見えた グリーンクラブ ピュアテックレーシング #912 小川 孝平選手。
ところが、ヒート2は思わぬアクシデントとトラブルに、リタイアとなりノーポイントとなってしまった。
ここまでランキング2位につけていた Team HRC #828 能塚 智寛選手も、転倒やアクシデントでヒート1を6位、ヒート2を7位で終えた。


そんな荒れたコース、そして波乱の展開の中、ヒート2で快走を見せた Team TARGET #32 横澤 拓夢選手が全日本IA初優勝を挙げた。

小川 孝平選手
横澤 拓夢選手
能塚 智寛選手

その結果、総合優勝となったのは荒れた展開のレースにも両ヒートを5位、3位で確実に走り切った フライングドルフィン サイセイ #40 浅井 亮太選手、そして総合2位に Team HAMMER #42 大城 魁之輔選手、そして総合3位に SRM マウンテンライダーズ #07 手操 将志選手となり表彰台に登壇した。
今大会を終え、ランキング上位3人が9ポイント差に迫り、ランキングトップに古賀選手に代わって能塚選手が上がり、僅差の最終戦を迎えることになった。

レースの詳細は MFJ ONLINE でご確認ください!!

 

 

浅井 亮太選手#40 浅井 亮太選手
大城 魁之輔選手#42 大城 魁之輔選手

 

 

手操 将志選手#07 手操 将志選手

 

 


IB-O クラス

シリーズランキング2位の エムファクトリー&モトスペース #45 川上 龍司選手と、3位の Boss racing with Twister Camp #98 瀬川 開生選手がケガで欠場となり、実質上タイトルに王手をかけた状態となって今大会を迎えたポイントリーダーの BOSS RACING #84 岸 桐我選手は、ヒート1を5位、ヒート2を9位とアクシデントはあったものの確実にポイントを獲得し、見事シリーズタイトルを決定した。
ここまで9勝を挙げてきた岸選手、追う2選手にも結果大きくポイント差を開き今大会でチャンピオンを決定し、その存在感を大きくアピールする形となった。今後の活躍にも大きな期待が寄せられるであろう岸選手の最終戦にも期待したい。

岸 桐我選手

土曜日の最終レースとしてスタートしたヒート1では、悪コンディションの中、マウンテンライダーズ #8 池田 凌選手が優勝を挙げ、翌日曜日のヒート2では、今度は グリーンクラブ ピュアテックレーシング #69 西條 悠人選手が優勝を挙げている。
総合優勝は、両ヒートを3位と2位で SRF関東 オートスポーツ清水 #7 西 元気選手が勝ち取っている。

 

 

レースの詳細は MFJ ONLINE でご確認ください!!

西 元気選手
池田 凌選手
西條 悠人選手

 

 


Ladys クラス 安原さや選手 YAMAHA 2019YZ85LW デビューウィン!!

安原 さや選手

 

 

今大会、最も脚光を浴びたのが名阪レーシングの #5 安原 さや選手だっただろう。
レース前から話題となっていた、YAMAH YZ85 ニューモデルのデビュー戦でもあった今大会のレディースクラス。その大役を担う一人となったのが 名阪レーシング #5 安原 さや選手だった。
ライダーにとって、マシンが変わるということは重要なことである。しかもわずか3週間で調整しなければならなかったという安原選手。
従来のマシンとは特性上も大きく進化していたNEW YZ85、調整もかなり困難だった事を自らのSNSでも後日談として語っている。もちろん安原選手にとってはかなりのプレッシャーがあったであろうことは容易に想像がつく。
そんな大役にも、周囲には不安な様子など見せる事なく、マシンの進化同様に自らも進化した安原選手が見事デビューウィンを飾って見せた。

 

 

2018-8-13選手

レースは、ディフェンディングチャンピオン TEAM HAMMER ホンダ学園 #1 竹内 優菜選手の好スタートに続き、予選で好タイムをマークした SRM マウンテンライダーズ #2 久保 まな選手が続き、その後ろに安原選手がつけていた。
トップで飛び出した竹内選手だったが、エンストで順位を落としてしまい、巻き返しの立場となってしまった。その間にトップにたった久保選手、そして追う安原選手の争いとなるも、久保選手が転倒を喫してしまい、ここで安原選手トップへと浮上する。

 

 

竹内 優菜選手
久保 まな選手

そのまま後続を引き離し独走でチェッカーを受けた安原選手が、今シーズン2勝目を挙げ見事YZ85デビューウィンを飾り、さらに進化した安原選手の姿を見せてくれた。
大声援の中ステージへ上がった安原選手の眼に浮かぶ涙が、喜びと安堵を物語っていた。

 

レースの詳細は MFJ ONLINE でご確認ください!!

 

 

安原 さや選手

 

 


JXクラス

土曜日に行われた予選B気味で好タイムをマークした SRF 98%レーシング #15 柳瀬 大河選手が決勝でも素晴らしい走りを見せ見事優勝を果たした。
2位には チーム ピットイン #85 伊藤 晃選手が入り、3位に BOSS RACING #49 米田 海斗選手が入った。

 

 

レースの詳細は MFJ ONLINE でご確認ください!!

柳瀬 大河選手
伊藤 晃選手
柳瀬 大河選手

 

 


CXクラス

国内メーカー製の4ストローク50ccマシンで競われるAクラスと、海外メーカーの2ストローク50ccマシンで競われるBクラスの混走で行われたチャイルドクラス。
ショートカットコースでのレースとなった決勝では、伊倉輪店 #8 外間 匠選手が独走でチェッカーを受け、総合優勝を果たした。総合2位には KTMうず潮レーシング #12 青木 一馬選手、総合3位には TEAM ナカキホンダ #18 津田 琢磨選手が入った。

 

 

レースの詳細は MFJ ONLINE でご確認ください!!

外間 匠選手

 

 

 

田村 承太郎選手
津田 琢磨選手

 

 



 

 

 

Kazu Racing Project Web Magazine

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